アウトプットの落とし穴ーー100冊の書評を書いたのに全部忘れてしまった私は、何がいけなかったのか
最近、読書の習慣が復活してきたので
書評もまた書き始めようかなと、
昔自分が書いた書評記事読み返して愕然としてしまいました。
なぜなら。。。ほとんど覚えてなかったから!
あんなに頑張ってマインドマップを作ったり、表にしたりと詳細な読書メモを作り、気合を入れて書評を書いていたのは、アウトプットした方が内容が記憶に残るからと聞いたからなんですよ。
それなのになぜ、こんなにも覚えていないのか。。。?
自分の書いた記事を呆然と眺めながら気がついたのは、
わたしは欲張りすぎていたのではないか?
目的を見失っていたのではないか?
ということ。
そもそもわたしがビジネス書を読み始めたのは、少しでも生活の質を上げたかったから。
もう少し人生を充実させたかったから、その方法を学ぼうと思ったわけです。
そして読んでみると、大体の本に
「より深く理解するためにはアウトプットした方が良い。ブログで書評などを書くと記憶に定着して効果的だ」
と書いてあったので、書評記事を始めたわけです。
しかし、わたしはいつの間にか
「書評を書くために本を読むようになっていた」
のではないかと。
実際、自分で書いた読書メモを見ると、ものすごく欲張りすぎてるんですよね。
本一冊につき、自分の学びになるポイントを3つ見つければ上出来と言われる中で、わたしは15、20と書き出している。
これは、
「書評を書くんであれば、なるべく本全体の情報入れたい」
と考えたせいなんですよね。
「自分にはピンとこなかったけれども、本の構成から言ってここは重要なんじゃないか」とか
「他の人は、ここが知りたいんじゃないか」
とか考え出すと、どんどん自分にとっての「重要ポイント」が分からなくなってしまって。
いつの間にか、
「本の内容を要約すること」
に夢中になってしまっていたんだな、と。
学びのための手段だったはずの書評が、いつの間にか目的にすり変わっていたんです。
そう考えると、すっかり内容を忘れてしまったのも納得がいくんですよ。
なぜなら書評を書き終わった時点で
「目的を達成してしまった」ということになるので、
本の内容や読書メモは
「もう終了した案件」として脳の中から片付けられてしまっていたんですね。
これでは全くの本末転倒!
まあ、「本の要約」というのも
脳のトレーニングとしては意味があったと思いますけどね(笑
わたしがやりたいのはそこじゃないんだよなーと。
そこで、今後は「書評記事」は一旦やめて、 「ちゃんと読む」事に集中してみようと思います。
読書メモも、「自分にとって」重要なところだけを絞り込んで書く。
そして、ちゃんと自分の生活に活かせるようになるのを目標にしてやってみようかと。
それが出来るようになったら、そこまでの実例込みの書評をかけるようになりたい!
。。。と、こんな感じで。
まあ、だいぶ前から疑問に感じていたので、既に書評はほとんど書いてないんですけどねw
改めて考えを整理してみました。
今まで書いた書評は、自分でしっかり読み返して思い出して行こうと思ってます。
そしてなにより、ちゃんと覚えた事を実践していきたいですね!