マユ~。の読書中心の生活

アラフォーおひとり様の日常通信

長く引きこもると、人はどう変わるのか?[元・引きこもり談]

以前、プロフィール記事を書きましたが、 わたしマユ〜。(@mayuu_pp)は、 18年ほど引きこもり生活をしていました。

これがわたしのプロフィール。18年の引きこもりの後、働き始めて8年経ちました。

そして、それによって ちょっと「様子がおかしくなってる」とも 書いたんですが。

どういう具合に「おかしくなって」しまったのか?というあたりを、 今回詳しく書いてみたいと思いますよ。

以下の三点が 働き始めた時に特に自分で問題を感じたり、 困った部分です。

仕草が更新されない

まず、一番の障害(?)となったのがコレ。

心理学でいう『ペルソナ』というんでしょうか、 人は誰でも社会に出て、他人と接するときには よそ行きの『仮面』を着けるものですが、

これは、社会的な立場が変わっていくにつれて、 それに相応しい形にどんどん更新されていくんですよね。

具体的には、仕草・非言語的コミュニケーションのやり方が変わっていく訳です。

これが、わたしの場合 引きこもりを始めた15歳の頃から まったく変わらないまま33歳になってしまったんですね。。。

昔は、学校出てすぐに結婚して、 ずっと家庭に入ってた主婦なんかが、 50歳過ぎても女学生みたいな様子でいる、 みたいなことがありましたが。 (もう、絶滅危惧種でしょうがw)

本当に、とっさの反応が 「超内気な中学生」 だった頃と同じものが出てくるので、 自分でも引きました。。。

もちろん、周りの人はもっと引いてたでしょうw

20代くらいまでなら何とか、 そんな人もいるかな?くらいに 受け止めてもらえるんでしょうが。 30代でやるともはや「怖い」みたいで、 人に本気で怯えられたことも。。。(x_x)

これが、結構辛かったですね。 しかもこれは、すぐにどうこうできるものではないので、社会生活を続けて、自然に育っていくのを待つしかないのかな〜?という。

今は、社会に出て8年経ち、 わたしの仕草も 「内気でオタクっぽい20代女性」 くらいまでは育った感じですか。

まだまだ、現実の年齢・見た目とのギャップが 埋めがたいですが。。。

もうちょっと成長して 「物静かな30代女性」くらいになれれば、 大分「普通」の感じになれるんじゃないかな?と 期待してるところです。

言葉が出てこない

そして、二つ目はこれ。

やっぱり、家族としか話さずに長い間過ごすと、 「話す」のが本当にヘタになるんですよね。

あれ・それ、で通じる関係のなかで どんどん「言葉」が退化してしまう。

だから、今でもちょっと気を抜くと とっさに言葉が出てこなくて、 ゼスチャーしてしまったりw

ホント、ヘンなヤツになってしまう。。。

これももう、ひたすら訓練していくしかないんでしょう。

その意味もあって、 最近はスマホでも音声入力にして、 なるべく考えたことを 「声」に出すことを心掛けてます。 (いや、きっとそれなりに効果があるはず!)

常識がなくなる

まあこれは、 そりゃそうなるだろうな〜というヤツですが。

やっぱり、いくらネットやテレビで情報は入ってくるといっても、 それらは誰かの体験・考えを報告している 「二次情報」に過ぎないので。

自分で触れる「一次情報」が全然ない、という状態だと、びっくりするほど世間と感覚がズレていくんですよね。

そして恐ろしいことに、引きこもってる間はそれに全く気づかない!

むしろ、他の忙しい人より情報は持ってるので、 世間のことが良く解ってるくらいに思ってしまう。。。(汗

やっぱり 「普通に働くのが辛い」 という、わたしのような体質でも、 一度は社会に身を置く経験をしないと 個人で起業とか、無理じゃないかな〜と 思いますね。 (一度やれば十分だと思いますがw)

ユーザーのニーズとか、絶対わからなくなっちゃう。

「常識」というのは、一度身につけてからじゃないと手放しちゃいけない。 そんな気がしますね、今は。

わたしももうちょっと、常識的な感覚を身につけたいです。

まとめ

と、こんな感じで。

まあ、この話が誰かの役に立つかどうかわかりませんがw

こういうような事を感じながら 元・引きこもりは生きている、ということを ちょっと聞いてもらいたかったんです。

そういう訳なので、みなさんの周りに こういう人がいたら、 なま暖かく見守っていただければ、と思います。

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